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榊原烋一 【サカスト】 |
嫌なことがやたらにあるこの頃だから、取り立ててあげつらうこともないのだが最近個人的というか、生理的にも我慢できないことがあるので、こんな公式のページを使って申し訳ないのだけれども、あえて皆さんの意見を伺いたい。
気にならない人にはどうでもいいことなのだろうけれども、私がどうにも我慢できないものは最近郵便物に使われているプラスチック製の封筒のことだ。(ここでご注意頂きたいのは、日本ではビニールという呼び方が一般的なのだが、PLASTICとは可塑性のある物質の全てをさす呼び名だから、当然ビニールも含まれる)
だれがいつ考えたのかは知らないけれども、あれほど生理的に嫌悪感をもつものはない。特によく使われるのがDMのたぐいだ。たしかに外から一見するだけで中身が分る、そんなことで盛んに使われて来るようになったのかもしれないが、送ってくる連中は受け取る側の神経をこれほど逆なでしているとは思っても見ないから平気でこんなものが流行っているのだと思う。
受け取る側の代表、が、私だなんて言うつもりはさらさらないが、あんなに肌触りの悪いものはない。まず、触感が悪い、ヌメーッとしたあの触感、破ろうとしてもどこから破れるのかがよく分らない。たまに、破り口があるものもあるが、一発できれいに破れるものはほとんどない。結局むりやりに破くことになるのだが、プラスティック独特のあのネバーとした感覚はおぞましい限りだ。
いくつかこの類いの封筒がたまってそれを重ねると、これまた非常に具合が悪い、とにかく3部以上重ねるとつるつるとすべって極めて重ねにくい。嫌悪感にとどめを刺すならば、この封筒はただ捨てるだけしか方法がない。
しかしこのプラスティックの封筒は、ただでさえ破りにくいからやっと破ったときにはその後のことなどは考える余地もなく、そのまま丸めてゴミ箱入りになってしまう。私の住んでいる自治体でも分別収集がかなり細かく、同時にすごいのはゴミ出しはすべて個人の家に置き場所を決めて、一軒ずつ収集する方式になっていることだ。だからわが市では道路にゴミを出している家は住宅街ではまず見受けられない。烏の被害も自分の家の中だと思えば工夫して蓋付きのごみ箱などを利用するようになる。道もきれい保てる。その代わりにゴミ収集の担当者は1軒1軒集めて回るのだから結構大変な作業だ。
そうなると分別方式を誤ったゴミの出し方はできない、分別の曜日を間違ってゴミ出しをすれば収集をしてくれないから、この家はマナー違反をしているということがすぐに分ってしまう。集合住宅の場合でも管理者がゴミ出し場所を決めてるから、曜日に関係のないゴミはそのまま置いて行かれてしまう。
ごみ体策がここまで来てみると住民の考え方もかなり変わってくる。第一に資源ゴミを出来るだけ分別して再利用可能なものとする意識が高まってくる。こんなときにプラスティックの封筒はまことに困りものだ。紙封筒ならば再生ゴミの日にまとめて出せるし、ゴミを出した側としてもエコに参加したという一応の満足感が得られる。ところがこのプラ封筒は単に燃やせるゴミの日にその他雑多なゴミとまとめて出さねばならない、そしてそこにはなんとはなしに罪悪感がつきまとう。
細かいようだが戸別の収集だから、請求書のような封筒で宛名を見えるようにした窓付き封筒でも、窓の部分のセロファンは切り取って封筒自体はリサイクルの紙とし、窓のセロファン部分は燃えるゴミとして捨てなければならない。同じ窓付きでも再生可能なパラフィン紙ならそのまま再生ゴミに出来る。
このような条件の中では、プラスティックの封筒ほど嫌なものはないのだ。開けにくい、捨てるのには重い気持ちになる、ということで私個人の結論としては、こんな封筒を使ってくるDMのたぐいはほとんどを開けずに捨てることにしている。幸いなことに透き通っているから中身は一見して分かるところが便利だ。ただし封筒ごとその他の雑な紙として分別することはやはり気が重くなるのだ。
こんな封筒にも利点があるのだろうか、以前のような紙封筒のほうが私にとっては数段受け取った喜びがあるのだが。
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