リスニングテストを笑う 続・皇位継承

皇位継承はどうなる

榊原烋一 【サカスト】
2006年2月7日(火)寄稿

2006年2月7日午後、テレビでは衆議院予算委員会においての質議が行われていた。     

ちょうど民主党細川議員による質問が行われていたが、そこにNHK速報のテロップが流れた。それは秋篠宮妃殿下のご懐妊のニュースだ。男子か女子かはまだ発表されてはいない。しかし、もし男子ご懐妊となれば現在改正をめぐって議論されている皇室典範論議にとって大きな影響を与えてくるだろう。実はこの件に関しては既に週刊新潮1月29日号に特集記事が掲載されているのだ。

その特集とは「激震走る雅子妃と皇室」と題されたもので、読んでない方々のためにその記事をここに紹介して見よう。

まず記事全体のリード。

雅子妃のご病状は大丈夫か。いまやこの問題は、国民全体の心配事となっている。静養に入られて、すでに3年目。さまざまな分野に影響が出始め、この年末年始も、ご公務や祭祀にお姿を見ることは殆どできなかった。「妃殿下は、いつ皇室になじむことができるのだろうか」と、皇室や関係者の懸念はつのるばかりだ。激震する皇室の内部レポート――と始まり、続いて5ページにわたって特集が組まれていた。そこから記事の小見出しとそのリードとを引用してみよう。

○「公務欠席」「私事出席」で顰蹙を買った「雅子妃のワガママ」

 この年末年始も雅子妃のご様子に東宮の職員たちは一喜一憂した。果たして、妃殿下は元通りの明るさを取り戻されるのか。天皇家の一員として不可欠の「祭祀」を欠席される一方、私事には積極  的に参加される雅子妃。その行動に、さまざまな声が噴出している。

○国連大学での「研究断念」がなければという雅子妃「同情論」

 病状のご回復が待たれる雅子妃が“自由な空”気を求めてか、大学での勉学と研究を希望されていた事実は知られていない。雅子妃の念頭にあったのは国連大学。だが、その願いは実現されず「同情論」さえ聞こえて来るのである。

○密かに流れる「米国ボストン」での「転地療養説」

 雅子妃が今の環境に身を置き続ける限り、病状ご回復は望めない…。東宮職医師団の見解はそう読み取れるものだった。が、そんな中、驚くべき“処方箋”の存在が囁かれている。雅子妃が青春時代を過ごされたボストンへの転地療養だ。

○気に入らないと「ポイすて」愛子さまは大丈夫?

 愛子さまの存在は皇太子ご夫妻の心の拠り所だ。殿下そっくりの目もとと愛くるしい表情。誰をも和ませる天真爛漫さである。その愛子さまもやんちゃ盛りで、ご機嫌が悪い時は、もらった物をその場で“ポイッ”と捨ててしまうこともおありとか。

そして最後の記事の見出しが次である。

○「秋篠宮ご夫妻」が詠まれた「こうのとりの歌」に宮中震撼

 念頭の恒例行事「歌会始の儀」で秋篠宮ご夫妻が詠まれた歌に、宮内庁は震撼したという。男性皇族のご誕生がなく、皇室典範改正への賛否が喧しい折、ご夫妻が詠まれたのは何と「第三子ご懐妊」への意欲とも受け取れる歌だったからだ。

ここからは記事から離れて、そのお歌を紹介しよう。

秋篠宮殿下 「人々が 笑みを湛えて 見送りし こふのとり 今空に羽ばたく」

同 妃殿下 「飛びたちて 大空にまふ こふのとり 仰ぎておれば 笑み栄えくる」

この二つのお歌は、偶然、昨年兵庫県で行われた「県立コウノトリの郷公園」での放鳥式典に参加された際の思い出を詠まれたものではあるが、言うまでもなくコウノトリは赤ん坊を運んでくる鳥であることで有名であるから、秋篠宮は更に男子をもうけることに積極的なのではと関係者が感じ取ったそうだ。紀子さまは今年で40歳、初産ではないとは言えそろそろ高齢出産に差し掛かる頃だ。

そんな中での今日の報道、さて、もし秋篠宮家に男子誕生となれば皇位継承権はそちらに移る、ということは女性天皇誕生もなくなるし、男系、女系の争いもなくなるというわけだ。またそうなれば、誰が笑い、誰が泣くことになるのだろうか。

つづく

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