再び総理の靖国参拝を憂う 女系天皇の是非

世相を映すプロ野球

榊原烋一 【サカスト】
2005年10月28日(金)寄稿
11月3日アップ

大リーグではシカゴホワイトソックスがなんでも88年ぶりにワールドチャンピオンになったそうだ。そして日本リーグでも31年ぶりに千葉ロッテマリーンズが優勝、しかも両軍共にストレートの一方的勝利だ。

こんなニュースを聞くほどに世の中急激に変化しているな、と思わざるを得ない。日米共にプロ野球の世界でさえ優勝争いに名門N.Y.ヤンキースも読売ジャイアンツも出て来なくなった。ヤンキースは一応ディビジョンシリーズに出場までは行っているが巨人軍はセリーグのビリから2番目。費用対効果の悪さはどっちも図抜けている。無駄使いをやめない点では日本のお役人と同様か。

ホワイトソックスには日本人選手井口君がいるために、マスコミも大見出し。別に井口選手一人で優勝した訳でもないのにこの騒ぎ方だ。まあ現役でスタメンにいられたのだから実力は認められたと喜ぶのはかまわないけれども、テレビなんかもっとおかしい。最終試合で彼はヒットの1本も打たなかったのに毎回の打席を流している。そして優勝が決まった後のシャンパンシャワーまで井口選手の大写しだ。

ひるがえって日本シリーズ、ロッテのオーナーは韓国人、監督はアメリカ人だ。それならアメリカのマスコミは大騒ぎしたか、全然そんな様子はない。つまりアメリカという国はいろんな人種が混じっているから別にだれが有名になろうが驚かないが、日本人はもともと純潔主義だから日本人が海外で手柄を立てればわがことのように大騒ぎをする。

こんな国がアメリカのまねをして愛国心をかきたてる必要はどこにもないし、そんなことをすることそれ自体が危険だということに注意すべきだ。アメリカは国や国旗を大切にしなければ雑多な人種からなる国民のよりどころがなくなってしまうからどこでも国旗を飾り国歌を歌わざるを得ない。そんな文化と日本の文化は違うことに配慮すべき。

さて、もう少し野球の話題を続けよう。日本のプロ野球、去年からパリーグではプレイオフ制度を導入した。そのおかげでせっかく1年間がんばって1位となったホークスはロッテに破れ、勝ったロッテはセリーグの優勝チームタイガースに4連勝で日本チャンピオンとなった。日本シリーズをちょこっと見た限りでも、なんとなくロッテのほうが力があるように思えた。

たしかにプレイオフのないセリーグでは優勝が決まってからしばらく実戦から遠ざかっているのに対して、プレイオフを戦い抜いて来たパリーグが試合なれしていたのかもしれない。となるとわが自衛隊は60年間戦争をしたことのない軍隊だということは気にしなくてもいいのだろうか。力なんてそんなことで決まってくることもある。

だからやるならセ・パ両方が統一したシステムを作ってやらないとフアンのためにもならないような気がする。腐っても鯛のつもりか、セリーグは弱くても球界の盟主みたいな顔しているが、小泉以後の日本は結構変化しているんだという自覚がないとそのうちに観客に見放されてしまうのではないか。さらにロッテにしろパリーグ最下位の楽天にしろフアンサービスを徹底してやっていたから観客動員数は尻上がりだ。今時、俺に黙ってついてこいでは嫁さんだって来てくれない。

次に、プレイオフ、これは悪くないけれど、何がなんでも3位までで争うというルールには一考を要する。今年のライオンズのように勝率5割を切ったチームがプレイオフに出て来るのはいくらなんでもひどいんじゃないか。シリーズを通して半分以上負けたのにプレイオフで勝てば優勝も出来るでは、シリーズを懸命に戦ったチームに申し訳ない。ソフトバンクのように2年続けてシリーズで1位になったのに優勝できないという不運は、監督の陰気臭さが招いたようで仕方ないとしても、少なくともシリーズ勝率5割を切ったチームにはプレイオフ出場権がなくなるよう至急ルールを改正すべきだ。

最後に、今年の日本シリーズ優勝チームの栄誉は、韓国人オーナー企業のアメリカ人監督が成し遂げた。そろそろ日本全体も外資参入にもっとドアを開けてみたらどうだろう。国技とうぬぼれていた相撲の世界だってとっくの昔に外国人に乗っ取られているんだから。

この記事の読者数:



Copyright (C) Toru Kishida 2005 All Rights Reserved.