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榊原烋一 【サカスト】 |
その1 社長とは頭を下げる役と知り最近のテレビでは、社長以下役員が1列に並んで、この度の不祥事、まことに申し訳ありませんでした、と頭を下げる絵柄が毎日のようだ。並んで頭を下げるなんて日本にしかない習慣かと思っていたら、例の三菱の社長になったおかげで外人サンまで頭下げるようになった。
頭だけ下げていれば世間が許してくれる、と思っているとしたら大甘もいいところだ。誰が発明したのかもう忘れてしまう程、たくさんの社長さんがテレビへ出て頭下げる画面が普通になってしまったこともちょっとおかしいのでは。またマスコミもワンパターンが大好きでやめようともしない。
それよりも、そんな記者会見でのもっと鋭い記者からの質問と応答を流すべきだ。だいたいがこういう現象を起こす会社というものは、組織のどこかに欠陥があるはず、たとえば日本航空の場合、東亜国内航空と合併してから急激に事故が増加している。もともとJALという会社はナショナルフラッグとして、民営であるような官営であるような正体不明の会社のせいか、従業員のプライドはやたらに高い。
またそんなことが災いして、組合の組織がこれまた複雑。機上勤務、地上勤務と大きく別れ、それがまた操縦士、乗務員などなどに区別されている。だから賃金や労務条件一つ変更するにもえらい手間がかかる。そんな会社が弱小会社と合併する、された方だってプライドだけはあるから、なかなか互いにこれまでのやり方を変えようとはしない。
頭下げてる会社のほとんどが、こういう組織上の問題を抱えている会社で風通しが悪いから、上の方では下が何をやっているのか分らないし、また上は上で自分の経営方針を下に厳しく下ろそうともしない。そんな会社に天下りが來ようものなら更に悲惨だ。彼等は昔からのやり方、すなわち任期内さえ無事に過ごせれば、会社の将来なんて知っちゃいない、という習性が身についてしまっているのだから、ますます意志の疎通なんてあるはずもない。
頭下げてその後がどうなったか。これがまた潰れもしない、かといって業務が一変したとも聞かない。日本とはそれでもやって行ける国なんでしょうかね。
【岸コラ】でも触れていたけれど、なんで日本は国連安全保障理事会の常任になりたいのか不思議でしょうがない。もちろん国連規約なんて60年そのままだからおかしいところはたくさんある。旧敵国条項なんてその最たる物、とにかく第2次世界大戦で戦勝国となったいくつかの国が勝手に作り上げた組織だから、いまだに英、米、仏、露、中の5ヵ国が生殺与奪の権利をもっている。そのうちのロシアだって当時のソビエトとはまるっきり違うんだし、ましてや中国に至っては、戦争に勝った訳ではなく相手の日本が黙っている内に負けてしまった、しかも当時の中国政府は蒋介石率いる国民党政権で、これは国連創立後、毛沢東率いる共産政権に破れて台湾に逃込んでしまっているのだから、中国だってデカイ顔していられる立ち場かどうか怪しいもの。
だから、規約そのものを変えましょうという提案なら他の国と一緒になって大いに票集めすべきだろうが、安保理に入って何がしたいわけ。
ある外務省関係筋の人がこう言っていた、常任理事国に入れば情報量が圧倒的に違う。それはもっともだろうけれど、情報とは手に入れればよいのではなく、それをどう選択し何に使うかを考えるのでなければただ手に入れたってしようがない。現在の外務省にはその力なんてないことは国民皆が知っている。
となれば、おそらく外務官僚に箔を付けるだけ、あるいは小泉さんの歴史に1ページを差し上げるだけの結果になりそうだ。そしてその代償としてどれだけ多くの犠牲を払わされるか目に見えている。アメリカは今になってドイツとブラジルは言うこと聞かなかったから日本ともう一つの国を、なんて言い出したのがその証拠。
餌がもらえるなら飼い犬になってもまだ救いはあるかもしれないが、飼い主に餌を差し上げてまで飼って頂くポチなんて情けない限りですな。
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