主筆得意の金融論だ。今回は続きもあるので大人しくしていようとは思ったのだが…。
バブル弾けてしばらくの間、大企業は音無し、今は中国の大躍進のおかげでともかくはうるおって来た。けれどこれもひょっとしてバブルになるかも、と、恐る恐るの進出だ。
古典にはいいことが書いてあるね、「羹に懲りて膾を吹く」まさに日本経済はそんな格好だ。ところで、武富士さん(これってまさに驚きだ、ワープロ変換で出て来るんだ。つまり固有名詞になっている、皆さん方のワープロソフトでお試しあれ、なにも私が武富士と打ち続けたわけでない)は、盗聴事件で壊滅したのではないと思うね。ここに金を補給していた銀行がヤバくなって切り捨てた、その裏には、構造改革に躍起となる小泉さん、黒幕の竹中さん(彼ってよほど議員の資格ないことで頭来てるのかしら、奥さんが反対している方が正論だと思うんだけれど)それにくっつく官僚集団がある。こうなると、地縁、血縁、そして人脈のないバブル集団はイチコロだ。というか組織の力を甘く見た成り金が次第に駆逐されて行く日本社会の恐ろしさを目にしているような有り様だ。ちょっとやそっとでは変えられない60年の歴史がこの国には作られてしまったのだから。
いつも言うように日本という国は土壇場になるまではきわめてのんびりした国、一時流行した茹で蛙みたいな国だ。そのかわり、国全体が危ない、となると奇妙に団結する。ひょっとしてテロ組織が参院選をねらって日本の中で6月30日のイラク政権樹立、あるいは7月11日の参議院選挙を見計らってちょっとしたテロを行ってごらん、日本世論は今のバカみたいな新聞評論と違って、テロ打つべし、自衛隊増派すべし、になるかも。ただし現在イラクに駐留中の自衛隊に攻撃がされ、一人でも犠牲が出たら、これは確実に政権交代だ。
もともと、小泉さんも軍隊経験がないんだろうけれど、軍隊の組織は命令権が絶対、またそうでなければ戦争なんか出来っこない。多国籍軍の傘下には入るが指揮下には入らないなんて軍隊は、世界の歴史にいまだかつてない。もしこれが成功すれば、それこそ歴史を塗り替える大成果だ、それができなかったからこそ欧米ではNPO組織などが必然的に出来て来ているのだ。とにかく私たちおじいさんは、もう一度カミカゼが吹いてくるように願いながら事態を眺めているしかないのか、いや、選挙にはせめてごまめの歯ぎしりで、どれをとっても代わり映えのしない政治屋のために、しかし私に与えられた権利を行使すべく一票を投じに行くことしようか。
2004年6月27日寄稿
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