複雑怪奇

イラク問題はますます難しくなってくる、そもそものアメリカも難しくなるだろうし、日本だって乗りかかった船、波間に沈むか、奇跡の生還を遂げるのか。さすがのコラム主筆もしばらくはお手上げだよね、特に今回の誘拐事件。考えれば考えるほど分かりにくい。とにもかくにも3人が助かったことは素直に喜ぼう。

しかし日本テレビも特ダネだったかも知れないが、テレビ朝日が報道した誘拐直後の映像、あれもし誘拐当初から放映されていたらば、日本のかなりの世論は自衛隊撤退すべしになっただろう。とにかく3人とものどにナイフを突き付けられて、No 小泉と言えと脅迫されている。3人ともお互いに見つめあいながら、それを叫ばされている。

さすがにこの映像は放映されなかった、ちょうどアメリカの民間人が殺されて橋から逆さ吊りにされた映像を出さなかったのと同じ。今の日本では、危険と知りつつのこのこ行く方が悪い、がかなり多数の声になりそうだ。

しかしNGO活動は日本では鈴木宗男事件で脚光を浴びただけだが、ヨーロッパではすごい国際的な組織なんだ。私も、Oxfam(これって新しい英和辞典にも出ている)というNGOに所属している30代の女性からコソボ紛争の話を聞いたことがあるけれども、そんな危険なことをしていたか、とびっくりさせられた。だいたいヨーロッパ各国では、政府機関では手の届かない細かい人道援助行動はほとんどNGOに依頼、したがって政府予算もかなり支出しているようだ。

つまりInternational Governmental Organizationに対してのNon Governmental Org.という感じだ。したがってアフガンでも、イラクでも民間のNGOメンバーが以前から活動していた。だから高遠さん、この人はどうか知らないけれども、戦争が起きたからってホッぽって帰ってくる気にはなれないのかもしれない。そんなこと考えると、アメリカの占領をやめさせようとするイラクの自作自演かとも考えられてしまう。

どっちにせよ、アメリカも日本もとんでもない戦争に巻き込まれたもんだ。もう一つ、アメリカはパレスチナ、日本は北朝鮮という問題も抱え込んでいるんだから。

2004年4月16日寄稿

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