いきなりこんなこと言っても分からないでしょ。犬のお散歩でも、日本には流行がある。あるときはスピッツ、あるときはシベリアンハスキー、一時はコリー、またはチン、ブル、ラプラドール、とにかく日本人くらい流行の好きな国民はいない。私は犬好きだから犬の種類だけ並べて、猫好きの皆さんには申し訳ないけれど。ところで、安い雑種だって生きてる犬だ。お散歩に連れて行って、向こうからいかにもお高い犬を連れている奥様から、
「あーら、珍しいワンちゃん、これってなんというワンちゃんですか?」
そのときはあわてず、
「いやだ、ご存じないの、これモングレル」
と答えなさいね。きっとお相手はそんな犬って知らなかった、と驚いてくれる。これ英語で雑種ということ。
鶏インフルエンザ、だから言ったでしょ。そのときだけ儲けようとすると結局大損するって。この事件の最大の被害者になりそうなのは最初の養鶏所のオーナー、ちょっと儲けようとして、今後民事裁判になればですごい大損をする。ほかの鳥屋さんは国が賠償してくれるかも知れないけれど、主犯にも税金だからくれてやれ、といくら役人は思ってもマスメディアは許してくれないでしょうから。刑事事件で有罪になったらあとが大変だ。近隣の養鶏所、流通の皆さん、小売り、飲食業など関係するすべてから損害賠償の請求が来たらどうするつもりだろう。
主筆がたばこの記事の中で、私が禁煙したことに触れている。そう、私は一昨年の6月から禁煙した。その前にも国鉄債務の清算とかで値上げしたとき、またその前にもなんだか忘れたけれど値上げしたときなど、とにかく20歳でたばこを吸い出して以来何回禁煙したことか。だから難しくない、難しいのはそれを続けることだけ。ところで今回の動機は値上げではなかった。その当時、禁煙ガム、商品名ニコレットというCMが流れていた。これを見てなんとなく買ってみた。説明書には1日に20粒だったか以上食べてはいけないとの注意書きがある。
ところがとてもそんなに食べられるものではなかった。ガムとは言うものの、大きさは1センチ四方で厚さも2〜3ミリ、おまけに固くて1個食べるのに1時間くらいかかる。へたすると顎関節症になりそうなほどの噛みごたえがある。私の場合1日3個で十分。そしててきめんにたばこが欲しくなくなる。これを1月くらい続けたある日、長女が意外な情報をもたらした。「パパ、ニコレットの中毒はニコチン中毒よりひどいんだって」言われてみればそうかも知れない。何しろ肺で吸収するのでなく胃腸からニコチンを吸収するのだから。そこで一挙に全てを中止。そして足掛け2年禁煙だ。
ところで世の中の嫌煙人間ってどうしてこんなにヒステリックなんだろう。私は禁煙してても隣の人が吸うことに何の抵抗もない。だって私たち都会の空気を吸っている人間にとっては煙草の煙どころではない訳の分からない毒物が充満してるはずだもの。ただ路上ポイ捨てには反対。これは健康の問題ではなくて、マナーの問題だから。とにかく日本人とアメリカ人は健康のためなら死んでもいいと思ってる人種らしいね。
と、今回は内容もモングレルになってしまった。
2004年3月5日寄稿
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