役人はやはり頭いい

有識者懇談会だとか、なんとか審議会というものはまったく役人の隠れみの、そしてその役人に頼むしか政策作成能力のない議員達の票稼ぎの言いわけでしかないことは、岸田コラムのおっしゃる通り。まず審議会のメンバーとは、おおむねどこの役所でももともと候補者の名簿をもっている。だからいくら民間代表であろうとも、政府批判の論説を言ったり書いたりした人間は初めからオミット。

これは考えてみたら、族議員となんら変わらない。ただ違うと言えば、一般の人が、これっておかしいんじゃない、と最初から思わないような人選、しかもマスコミの連中も記者クラブから追い出される危険まで冒して反対はしなさそうな人選、という点では、はじめっからうさん臭いと思われてる議員さん達より一枚も二枚も上手な遣り口だ。

しかも、この方達、結構いい報酬を頂いている。というのは役所関係のこの種委員会、審議会の報酬というのは、本人の力量ではなく肩書きで決まっているから。もっとも力量があってこその肩書きなんだろうけれど、そもそも本当に実力のある人の大半は役所の言うこと、やることには一家言もっている人だから、頼まれたってやらない人種だ。したがってメンバーは御用学者や、御用評論家ばかりで構成されてしまう。

さて、小泉さんの改革に期待したのは、このメンバーの中に明らかに役所が顔をしかめるような人選をしたことだった。世間はみんなこれならなんとかなるかなと改革期待が盛り上がった。そこで結果はいかに。かっこよく登場はしたものの、今のところ圧倒的に族議員、実はその裏で糸ひいている役人側への擦り寄りで終わりになりそうだ。

この悪弊をなくすにはどうする。私の案は、省庁横断の人事異動を断行するか、政権交代ごとに幹部官僚を入れ替えるかくらいしかないだろう。実は昭和の初めまでは、政権交代すれば知事から警察署長まで交代していたのだから。もっともこれはまさに中央集権の最たるものだったのだから、今の世の中では逆コースになってしまう。

最終結論、地方の有権者、もっと地方分権に本気で頑張れ。

2004年1月15日寄稿