おもしろいと言うのは、ひょっとしてそうなっては困るからおもしろいいんだ。コラム主筆は、今、来るべき未来を考えている。同じことを私は戦後すぐ考えた。
あのとき、とは、日本が太平洋戦争でシンガポールを占領した時点で戦争をやめていたら、という思いだ。当然そんなことが起るはずがない。しかし、歴史というものはIfはないと同じく、あの人間さえいなかったならばとの個人の歴史の積み重ねだったのかもしれない。
テレビのコマーシャルで、サラ金で大儲けした会社、それとどういう関係があるのかダンシングチームが踊っている。ナチスドイツだってヒットラーがいなかったら、崩壊したソビエト連邦にもしスターリンがいなかったら、北朝鮮に将軍様がいなかったら…。
それと正反対に、あの人がいたからということは、歴史には出て来ない。つまり人間は自分が幸せなのが当たり前、少しでも自分にとって利益と考えればだれでも賛成する、けれどもその結果が裏目に出れば、文句を言う、しかもその中で多少なりとももうけられていれば。
2003年12月14日寄稿