2006年7月28日
小森広隆さんから
【岸田コラム】はイラク問題、イスラエル問題、米国の教科書などのコラムのときにイスラムについて触れられております。
私が思うに現在の世界はイスラムテロリストの脅威に翻弄されているにもかかわらずこの問題の起源が何で現在の世界のスーパーパワー(アメリカ、ロシアなど)はこれの対応に何故苦慮しているのかの真実を説明した情報は極端に乏しい気がします。また、最近ではイスラエルとシーア派イスラムの戦いが激化し中東危機が叫ばれ米国と世界景気に大きな暗雲を投げています。
これらの中東世界の動きを理解するための第一歩はやはりイスラム教の発生とそのときの他宗教との摩擦、軋轢を伴う歴史についての情報が必要だと思います。ところがそれを説明した情報が乏しいように感じます。結果として我々庶民は一体イラク戦争後処理がなぜ自衛隊も巻き込まれて(ようやく撤収しましたが)こんなにも長期化しているのかとても分かり難いというのが現実と思われます。
また、発生の経緯とともに近代になってイスラム穏健派の主流をイスラム原理主義が奪い取りコーランの教えを忠実に実践するという馬鹿げた行動に出ている経緯などについての説明もあまり目にすることが無くこれも事情を分かり難くしている理由かと思われます。
イスラム教の神アラーの教えであるコーランを広めたマホメッドは何をしたのか。十字軍遠征に関わるキリスト教、ユダヤ教との戦いとその遺恨。イスラムのヨーロッパの占領と直後のジンギスカンの登場によるイスラムに対する殺戮。などなどかなり深い憎しみの歴史がイラク戦争また最近のイスラエルとの交戦の底流にある訳です。また、今でもその憎しみの歴史とイスラム以外の世界との交戦をイスラム学校では毎日子供たちに教えていて、これがテロリスト予備軍となっている世界があります。
イスラム即ち中東の出来事で日本からは遠い世界の話と思われがちですが、東アジアにもマレーシア、インドネシアなどを初めとした穏健イスラムの国、またイスラム原理主義のテロリストの温床であるフィリピン。北朝鮮とイランの関係などは直接日本が影響を受ける問題となっていると思います。アメリカが北朝鮮などを押さえられない理由にもイスラム問題への対応の長期化があるはずです。
イスラムの問題などについてとりあげるとその原理主義者から攻撃されるとか、実際に暗殺されるというような事実もありますが【岸コラ】で取り上げられてイスラムについての正確な知識が広まればよいなと思い差し出がましく恐縮ですがメールさせていただきました。