エレベーターあれこれ
「エレベーターあれこれ」を拝読しました。初めに犠牲に成った高校生のご冥福を心よりお祈りいたします。その一方で、実は今回の事故が日本製のEVで無かった事にそっと胸を撫で下ろしております。何故かと言えば、羽田と言う土地柄EV関係のお仕事をしている私の仲間が大変多いのです。
日本では「大手4社プラスα」が主流です。日立、東芝、三菱、さてあと一社は何処でしょう?そう、確かに「松下」が抜けていますよねえ!実は松下は「OTIS(オチス)」を売っているのです。ニュースでも明らかな様に、NYに本社を持つOTISは、かの有名な「エンパイアステートビル」も手掛けており、世界シェアーナンバーワンです。その歴史を詳しくお知りに成りたい方は下記をご参照頂ければ幸甚です。
さて、そんな訳でEV関係に詳しく成った小生がビックリしたのは「大江戸線」に乗った折に「エスカレーターがシンドラー社製」だった事でした。EVは上記のOTISが、エスカレーターは「シンドラー」が世界シェアNO1らしいですよ。何れにしても「欧州系のメーカー」は初見だったので極めて驚いた記憶が有ります。何でもEVでは国産が700万円の見積もりの処、シンドラーは400万円位で入札してくるので役所関連の応札には強いみたいですね。
先生のおっしゃる様にEVは「メンテで儲ける」のが常道でした。新品のEVは「定価の25%?!」で売り、あとはメンテ部門が法定点検で儲ける仕組みだったのが「SEC」の様にメンテ専門会社が旨味を感じ市場を荒らし始めたのが元凶です。製造メーカーはライバルのメンテ会社に対し「構造及び電気図面の提出を拒否」は当然で、「今回の人身事故の原因」にも直結します。
先生同様、落下に対するセーフティー(ある速度以上に落下すると強制ブレーキが掛かる構造)は有っても、上昇に関するセーフティーは恐らく皆無で、勢い良く天井に激突された方は本当にお気の毒としか言い様が有りません。
日本に導入されている「シンドラー社製EV」は中国製でしょう。勿論、OTISも上海に合弁会社を設立していますから同様でしょう。私の仲間も彼らの中国進出で全て転注され会社が傾いてしまったのも事実です。
想像ですがメンテに責任を押し付ける事は無理が有る様に感じます。恐らくはソフト面のトラブル(バグ?)が主因では?です。港区は公営建物のシンドラー社全てのEVを替えるそうですねえ、、、賠償問題が解決するまでの間は取敢えず税金からの出費でしょう、、、
余談ですが、先生のご記憶の真鍮ピカピカ棒々EV(お姉ちゃん白手袋)は「日本橋三越がウリ」ですけれど、もしや勘違いでは。
(先生の話によれば、エレベーターで高級感溢れていたのは昭和8年に高島屋に設置されたも。日本橋三越はその後との事。[岸田])